玉木宏主演の映画「真夏のオリオン」を見に行ってきましたよ。なかなかよかったです。最近、僕の行動範囲でよく玉木宏を見かけるようになりました。ただ単に出演回数が増えているだけなのかもしれませんが、僕の中では高感度上がってきています。今回の作品でも主役の倉本艦長役をかっこよく演じていました。
個人的ランク:B+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
「A-」にしようかと思ったんですけど、先週見た「ターミネーター4」が「A-」だったことを考えると、同じランクをあげるのはちょっと違うかなと思ったので「B+」にしました。ただ、まあ予算が違うよな、とは思うんですけどね。
玉木宏、ええわぁ
僕は玉木宏って言うと、イケメン俳優でファンは女子ばっかりだな、30代男子(自分のこと)にはちょっと受けてないかな、と思ってました。ただ、この作品の玉木宏はなかなかよかったですよ。演じていた倉本艦長というのが、非常に人格者で、とにかく部下を死なせたくないという優しさを持っています。それでいて、敵艦隊を攻撃するときはとても戦略的で頭のよさを感じさせます。
回天
この映画を語るときに、「回天」という「人間魚雷」の兵器を忘れてはいけません。Wikipediaによると
回天(かいてん)は、日本海軍の特攻兵器の一つで、人が乗り組み操縦できるよう、九三式三型魚雷(通称「酸素魚雷」)を改造した人間魚雷。炸薬量は1.55トンあり、一撃で大型の空母を撃沈できるとされた。的(てき)、〇六(マルロク)との別称もある。「回天」は、「天を回らし戦局を逆転させる」との意味。必死必殺の救国兵器として考案された。
つまりは、潜水艦に装備した魚雷にさらに人間を乗せて操縦させ、的中率を上げるといういわば「海の特攻隊」のことです。この映画では、この「回天」を操縦する隊員が一緒に乗っており、しきりに倉本艦長に対して、「早く回天を出撃させてください。」と願い出ます。その度に倉本艦長は、「回天は操縦性が悪い。」などと言って、隊員を出撃させようとはしません。これは、よかったですね。
潜水艦対駆逐艦
この映画の、主なストーリーは、日本の潜水艦対アメリカの駆逐艦というものです。漫画で、「沈黙の艦隊」というものがありましたが、戦闘の様子はこの漫画に結構近いというか、きちんと戦略的に描かれていたと思います。なんせ、海の中では音の伝わりが地上よりも圧倒的によいので、数百メートル離れているところのモーター音を察知するシーンなんかもあります。そして、そういう部分を利用して、アメリカの駆逐艦とバトルを繰り広げていくのですが、そこの描写がとてもうまいなぁとおもいました。
真夏のオリオンの使い方がうまい
で、ただ単に潜水艦の戦いがすごいというわけではなくて、「真夏のオリオン」という「楽譜」を中心とした人間ドラマもあります。北川景子演じる志津子が、お守りとして、倉本艦長に渡すのですが、これを最後にアメリカ軍の艦長が大事に持っているところがいいなぁと思いました。戦争って、あくまで国と国との争いであって、個人の争いではないんですよね。そういうものが感じられるエピソードでした。後は、玉木宏だけじゃなく、吉田栄作、益岡徹、平岡祐太など渋いキャスティングをしていると思います。面白い映画でした。