Posts Tagged 戦争

【映画】真夏のオリオン

Posted by kharuna on 日曜日, 14 6月, 2009

玉木宏主演の映画「真夏のオリオン」を見に行ってきましたよ。なかなかよかったです。最近、僕の行動範囲でよく玉木宏を見かけるようになりました。ただ単に出演回数が増えているだけなのかもしれませんが、僕の中では高感度上がってきています。今回の作品でも主役の倉本艦長役をかっこよく演じていました。
個人的ランク:B+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
「A-」にしようかと思ったんですけど、先週見た「ターミネーター4」が「A-」だったことを考えると、同じランクをあげるのはちょっと違うかなと思ったので「B+」にしました。ただ、まあ予算が違うよな、とは思うんですけどね。

玉木宏、ええわぁ

僕は玉木宏って言うと、イケメン俳優でファンは女子ばっかりだな、30代男子(自分のこと)にはちょっと受けてないかな、と思ってました。ただ、この作品の玉木宏はなかなかよかったですよ。演じていた倉本艦長というのが、非常に人格者で、とにかく部下を死なせたくないという優しさを持っています。それでいて、敵艦隊を攻撃するときはとても戦略的で頭のよさを感じさせます。

回天

この映画を語るときに、「回天」という「人間魚雷」の兵器を忘れてはいけません。Wikipediaによると

回天(かいてん)は、日本海軍の特攻兵器の一つで、人が乗り組み操縦できるよう、九三式三型魚雷(通称「酸素魚雷」)を改造した人間魚雷。炸薬量は1.55トンあり、一撃で大型の空母を撃沈できるとされた。的(てき)、〇六(マルロク)との別称もある。「回天」は、「天を回らし戦局を逆転させる」との意味。必死必殺の救国兵器として考案された。

つまりは、潜水艦に装備した魚雷にさらに人間を乗せて操縦させ、的中率を上げるといういわば「海の特攻隊」のことです。この映画では、この「回天」を操縦する隊員が一緒に乗っており、しきりに倉本艦長に対して、「早く回天を出撃させてください。」と願い出ます。その度に倉本艦長は、「回天は操縦性が悪い。」などと言って、隊員を出撃させようとはしません。これは、よかったですね。

潜水艦対駆逐艦

この映画の、主なストーリーは、日本の潜水艦対アメリカの駆逐艦というものです。漫画で、「沈黙の艦隊」というものがありましたが、戦闘の様子はこの漫画に結構近いというか、きちんと戦略的に描かれていたと思います。なんせ、海の中では音の伝わりが地上よりも圧倒的によいので、数百メートル離れているところのモーター音を察知するシーンなんかもあります。そして、そういう部分を利用して、アメリカの駆逐艦とバトルを繰り広げていくのですが、そこの描写がとてもうまいなぁとおもいました。

真夏のオリオンの使い方がうまい

で、ただ単に潜水艦の戦いがすごいというわけではなくて、「真夏のオリオン」という「楽譜」を中心とした人間ドラマもあります。北川景子演じる志津子が、お守りとして、倉本艦長に渡すのですが、これを最後にアメリカ軍の艦長が大事に持っているところがいいなぁと思いました。戦争って、あくまで国と国との争いであって、個人の争いではないんですよね。そういうものが感じられるエピソードでした。後は、玉木宏だけじゃなく、吉田栄作、益岡徹、平岡祐太など渋いキャスティングをしていると思います。面白い映画でした。


【DVD】シンドラーのリスト

Posted by kharuna on 日曜日, 24 5月, 2009

はぁ~、こんなにすごい映画を見てなかったなんて。すごすぎる・・。
個人的ランク:S(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
すごすぎるので、最高ランク「A+」のそのまた上、「S」ランクを差し上げます。映画館で見たかったな、これ。

どこから書いたらいいのか・・

この映画、アカデミー賞で「作品・監督・脚色・撮影・編集・美術・作曲」の7部門に輝いた作品なんです。で、どれをとってもすごいのですが、僕としてはやっぱり「あえて白黒で撮った」というところでしょうか。この効果は絶大だったような気がします。そして、とある女の子の洋服だけ「赤色」に着色しているアクセント。僕は鳥肌が立ちましたよ。スピルバーグ、理屈抜きにすげぇと思いました。いや、前から尊敬はしてましたけどね。

シンドラー役の人

リーアム・ニーソンと言う人が演じているのですね。あまり知らない人だなと思って調べてみたのですが、めっちゃナルニア物語で出ているじゃないですか(笑)!その他、スターウォーズやギャング・オブ・ニューヨークなど、出演多数ですね。何で知らなかったんだろう。この「シンドラーのリスト」では、めっちゃすばらしい演技をしています。他にも会計士役のベン・キングズレーなど、みんなすばらしい演技をしています。

間違った前知識がよかった

僕は、この映画を見るまで、シンドラーという人はもともと正義感の強い人で、最初からユダヤ人を助けようという設定なのかなと思ってました。ところが、そんな前知識は間違っており、劇の初めでは、「ビジネスに全精力をかける男」として描かれていました。そのシンドラーが、収容所でのユダヤ人を目の当たりにして、気持ちが変わっていく様子が描かれています。そこら辺の機微が非常にうまく描かれていますよ、この作品は。特にユダヤ人を救おうとしながらも、ドイツ軍人と仲良くやっている姿は、すごく奇妙に思えましたが、よくよく考えるとそういうことはよくあることだよなと、妙に納得したところです。

ユダヤ人とは

劇中でドイツ軍人に散々虐待されるユダヤ人。なんでこんなに人種差別されるんだろうとWikipediaで調べてみましたが、いまいちすっきりしない説明でした。おそらく一言やそこらでは説明できない、ヨーロッパ独特の文化があるんだろうなと理解することにしました。ユダヤ人に、頭脳明晰な人が多いと言うのは前から聞いていましたけど、劇中でもそういう部分というか、真面目に仕事をしている姿が描かれています。

一度は見ておいたほうがよい作品

というわけで、タイトル通り、DVDでかまわないので、一度は見ておいたほうがいい作品だと思います。これはもう映画が好きだとかそれほどでもないとか、そういうレベルじゃなくて、知識として知っておいたほうがいいんじゃないかというレベルです。スピルバーグが日ごろのエンターテイメント性を捨てて、ひたすら淡々とこの映画を作っていったような、何か気迫が感じられる作品です。やっぱり偉大な監督だなぁ。そして、ラストの救出したユダヤ人とシンドラーが別れる場面は必見だと思います。僕は泣いてしまいました。あの台詞は、ずっと僕の心に残るんじゃないかと思います。