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【映画】ハート・ロッカー

Posted by kharuna on 日曜日, 14 3月, 2010

アカデミー賞6部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、音響編集賞、録音賞)を受賞した映画「ハート・ロッカー」を見に行ってきました。

アカデミー賞というのは、割と昔からエンターテイメント性が高いものよりも社会性が高いものの方が受賞しやすいイメージがあるのですが、この「ハート・ロッカー」もやはり社会性がとても高い映画です。「飾り付け」という意味のエンターテイメント性というのは、この作品には全くと言って良いほど感じられません。

ただ、めちゃめちゃ惹きつけられる映画です。スクリーンに釘付けになります。主役となる人物たちが、イラクでの爆弾処理班ということで、常に緊迫したシーンが続きます。アメリカ兵というのは、イラクでこんな活動をしているのかと、大きな衝撃を受けました。

監督は、キャスリン・ビグローで、「アバター」のジェームズ・キャメロンとは元夫婦なんだそうです。女性ながら非常に重厚でしっかりとした演出を好むようです。今回の作品を見ると、クリント・イーストウッドの作風にも近いように思えました。

ちなみにハート・ロッカー – Wikipediaによると、タイトルの「ハート・ロッカー」というのは、アメリカ軍の隠語で「苦痛の極限地帯」「棺桶」と言う意味だそうです。日本のテレビではまず表現できない、映画ならではの作品ではないかと思います。文句なしの良作です。


【DVD】シンドラーのリスト

Posted by kharuna on 日曜日, 24 5月, 2009

はぁ~、こんなにすごい映画を見てなかったなんて。すごすぎる・・。
個人的ランク:S(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
すごすぎるので、最高ランク「A+」のそのまた上、「S」ランクを差し上げます。映画館で見たかったな、これ。

どこから書いたらいいのか・・

この映画、アカデミー賞で「作品・監督・脚色・撮影・編集・美術・作曲」の7部門に輝いた作品なんです。で、どれをとってもすごいのですが、僕としてはやっぱり「あえて白黒で撮った」というところでしょうか。この効果は絶大だったような気がします。そして、とある女の子の洋服だけ「赤色」に着色しているアクセント。僕は鳥肌が立ちましたよ。スピルバーグ、理屈抜きにすげぇと思いました。いや、前から尊敬はしてましたけどね。

シンドラー役の人

リーアム・ニーソンと言う人が演じているのですね。あまり知らない人だなと思って調べてみたのですが、めっちゃナルニア物語で出ているじゃないですか(笑)!その他、スターウォーズやギャング・オブ・ニューヨークなど、出演多数ですね。何で知らなかったんだろう。この「シンドラーのリスト」では、めっちゃすばらしい演技をしています。他にも会計士役のベン・キングズレーなど、みんなすばらしい演技をしています。

間違った前知識がよかった

僕は、この映画を見るまで、シンドラーという人はもともと正義感の強い人で、最初からユダヤ人を助けようという設定なのかなと思ってました。ところが、そんな前知識は間違っており、劇の初めでは、「ビジネスに全精力をかける男」として描かれていました。そのシンドラーが、収容所でのユダヤ人を目の当たりにして、気持ちが変わっていく様子が描かれています。そこら辺の機微が非常にうまく描かれていますよ、この作品は。特にユダヤ人を救おうとしながらも、ドイツ軍人と仲良くやっている姿は、すごく奇妙に思えましたが、よくよく考えるとそういうことはよくあることだよなと、妙に納得したところです。

ユダヤ人とは

劇中でドイツ軍人に散々虐待されるユダヤ人。なんでこんなに人種差別されるんだろうとWikipediaで調べてみましたが、いまいちすっきりしない説明でした。おそらく一言やそこらでは説明できない、ヨーロッパ独特の文化があるんだろうなと理解することにしました。ユダヤ人に、頭脳明晰な人が多いと言うのは前から聞いていましたけど、劇中でもそういう部分というか、真面目に仕事をしている姿が描かれています。

一度は見ておいたほうがよい作品

というわけで、タイトル通り、DVDでかまわないので、一度は見ておいたほうがいい作品だと思います。これはもう映画が好きだとかそれほどでもないとか、そういうレベルじゃなくて、知識として知っておいたほうがいいんじゃないかというレベルです。スピルバーグが日ごろのエンターテイメント性を捨てて、ひたすら淡々とこの映画を作っていったような、何か気迫が感じられる作品です。やっぱり偉大な監督だなぁ。そして、ラストの救出したユダヤ人とシンドラーが別れる場面は必見だと思います。僕は泣いてしまいました。あの台詞は、ずっと僕の心に残るんじゃないかと思います。


【映画】スラムドッグ$ミリオネア

Posted by kharuna on 土曜日, 9 5月, 2009

GWなので、映画を観てきましたよ!アカデミー賞作品の「スラムドッグミリオネア」です。いやぁ、これは面白くていい映画でしたね。考えさせられるところも満載で、単にエンターテイメント作じゃないところが、やっぱりアカデミー賞受賞するだけのことはあるなぁと思いました。

個人的ランク:A+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)

てなわけで、最高ランクです。「おい、最近のエントリー、最高ランクばっかりじゃないか!」と突っ込まれそうなんですが、面白い作品ばっかりなので、しょうがないじゃないか!

PG-12な前半部分

この映画、後半はそうでもないんですけど、前半はいろいろと過激な描写が多くて、小学生以下には大人の同伴が必要な「PG-12」作品となっています。僕はインド自体訪れたことがないんですけど、いろいろな人からインドのスラム街についての話を聞きます。で、この映画ではその辺の実態と言うか、たぶん本当のことなんだろうなと思えるような描写がたくさん出てきます。というか、本当かどうかは判断できないんだけど、「本当に起こってそうだな。」と思えるのに十分な説得力がある映画だと思います。現代の日本では考えられないことが、ちょいと昔のインドでは当たり前に起こっていたんだなと思いました。うーん、いろんな意味ですごいぞ、インド。

アカデミー賞にしてはハッピーな映画

前半の描写はなかなか過激なのですが、ストーリー全体は、「よし、おれも頑張ろう!」と思えるようなガッツが出てくるものになっています。「どうせ、アカデミー賞とるような作品って、ちょっと社会批判なんかもあって、どちらかというと暗めの作品でしょ?」と言う人なんかは、この「スラムドッグ」で考えが変わると思います。僕は、感想としては、「お、この作品をアカデミー賞に選ぶなんて、なかなかやるなぁ。」でした。

音楽や構成がとてもよい

この映画、主体となる場面が、「ミリオネア会場」と、主人公のジャマールによる「回想シーン」の2つあります。この2つをどのようにつなげるかでテンポが変わったり、ストーリーがわかりづらくなったりすると思うのですが、ダニー・ボイル監督は見事にここをクリアしていました。非常にわかりやすい構成で、思わずスクリーンに見入ってしまいました。
また、音楽も効果的でかつインドを髣髴とさせるものがありました。ここらへん、ある意味ハリウッド的でもありますね。

とてもいい映画です

てなわけで、とてもいい映画でした。ラストに出てくるダンスシーンは、個人的に好きな演出ですね。監督のダニー・ボイルは、「トレインスポッティング」や「28日後・・」という映画を作っているので、また時間のあるときに見直してみようかと思います。