Archive for category cinema

【映画】インセプション

Posted by kharuna on 月曜日, 19 7月, 2010

「ダークナイト」で有名なクリストファー・ノーラン監督、主演レオナルド・ディカプリオの映画「インセプション」を先行上映で観に行ってきました。

これは、人間が見る「夢」を舞台に製作した映画なんですが、けっこう複雑でした。まあ、「ダークナイト」もちょっと哲学的というか、文学的というか考えさせられる部分があったんですけど、この「インセプション」もそういうものを含んでいましたね。そもそも夢をテーマにする段階ですでに文学的だなぁと思います。

で、複雑なんですけどつまらないわけではなく、さすがにノーラン監督というか、最後までハラハラドキドキの脚本に仕上がっています。そして音楽は、エンドロールで知ったのですが「パイレーツ・オブ・カリビアン」のハンス・ジマーなんです。もう終盤の盛り上がりようといったらなかったですよ。

ただ、一回見ただけではわかりにくい部分がいくつかあったので二度三度と観てみたい映画だなと思いました。僕が大好きな「マトリックス」シリーズも実は初めて観たときに「よくわからん映画だなぁ。」と思ったので、意味がわかるとすごく面白い映画ってありますよね。この「インセプション」もそういう部類かもと、ふと思いました。

あ、あと渡辺謙さんに触れておくと、この人はもうハリウッドでのアジア系俳優の地位を確立しているなと思いました。完全にハリウッド映画になじんでいます。存在感抜群ですよ。

そして、なぜか恒例の夏映画の面白い順番。「インセプション」と「鳥刺し」は同じくらいかなと思います。僕の中ではトイ・ストーリー3がずば抜けてますね。

トイ・ストーリー3>アリエッティ>インセプション、必死剣 鳥刺し>踊る大捜査線


【映画】必死剣 鳥刺し

Posted by kharuna on 月曜日, 19 7月, 2010

藤沢周平シリーズの映画「必死剣 鳥刺し」を観てきました。過去の「たそがれ清兵衛」や「武士の一分」と違うところは、監督です。今までは山田洋次監督でしたが、今作は平山秀幸監督です。

これもいい作品にできあがってましたねぇ。つかみからいきなりぐいっと引き込まれました。また、「隠し剣 鬼の爪」のように、最後までどのような剣術かわからないところもよかったです。どんな技法なのかずーっと気にしながら観ることができますもんね。

藤沢周平シリーズは、山田洋次監督の3部作があるから結構やりづらいんじゃないかなぁと思っていたのですが、平山監督はかなり完成度を高めて製作した印象を受けます。山田作品に勝らずとも劣らない、素晴らしい出来だったです。ただ、山田監督ならもうちょっとユーモアを入れたかもとは思いましたけど、そこまで同じだと逆に監督の個性が感じられないですよね。

ストーリーは、ちょっと悲しく仕上がっています。というか、岸部一徳にまたしてもやられたーと思いました。ホントにあの人は役者だなぁと思います。あと、吉川晃司が演じている帯屋隼人正もかっこよかったですね。

てなわけで、夏映画の順位をつけたらこんな感じ。

トイ・ストーリー3>アリエッティ>必死剣 鳥刺し>踊る大捜査線


【映画】借りぐらしのアリエッティ

Posted by kharuna on 日曜日, 18 7月, 2010

ジブリの最新作、「借りぐらしのアリエッティ」を観てきました。ざっくりとした感想はツイッターでつぶやいたとおりです。


「借りぐらしのアリエッティ」さ、ネットでは「まあまあ」が評価が多いんだけど、僕は好きな作品だなぁ。話がシンプルであまり力んでない作りがいいです。ジブリだから大作にしなきゃ!という気負いが感じられないです。そういうとこGood。ま、監督が宮崎駿さんじゃないしね。 #eigaless than a minute ago via YoruFukurou

まあ、ホントそうなんです。すごくシンプルな作りで、しかも観ていて清々(すがすが)しい作品でした。監督が米林宏昌という人で、1973年生まれという映画監督としては若いです。インタビューを読んでみると、はじめは宮崎監督に「演出をやってみないか?」といわれて始めたみたいですね。

借りぐらしのアリエッティ インタビュー: 志田未来&米林宏昌監督、ともに初挑戦だった2人が振り返る「アリエッティ」 – 映画.com

米林:「僕がちょうどジブリの新入社員の採用試験の試験官をやっているときだったんですけど、その時に宮崎さんのアトリエに呼ばれたんです。そこで、宮崎(駿)さんと鈴木(敏夫)さんと社長が並んで座っていて、『演出をやらないか?』と言われました。でも僕自身は演出をやりたいと思ったことなんてなかったので、『エッ』って感じでしたよね。だからなんとかして断ろうと思いました(笑)

ちなみに、この米林監督、「千と千尋の神隠し」で登場した「カオナシ」のモデルになったということです(笑)。インタビューのページに、米林監督の写真も載ってますよ。

で、作品ですが、シンプルな作りに加えて声優さんがとてもキャラクターに合ってたなぁと思います。アリエッティの「志田未来」ちゃん。お父さん役の三浦友和、お母さん役の大竹しのぶ。そして、ハルさん役の樹木希林さんもすごくよかった。翔役の神木隆之介くんも貞子役の竹下景子もハマってました。後、スピラー役を藤原竜也がやっていたということも書いておきましょう。しかしスピラーはどう見てもドラゴンボールのヤジロベーみたいだったな・・。

ジブリによくある社会的なメッセージも感じられましたし、ラストではジーンときましたし、うまくまとまっている映画だと思います。ちなみに、この夏の映画で今のところおすすめ順位をつけるとしたら

トイ・ストーリー3>アリエッティ>踊る大捜査線

でしょうか。しかし観たい映画盛りだくさんだなぁ。


【映画】トイ・ストーリー3

Posted by kharuna on 日曜日, 11 7月, 2010

ピクサーの最新作、「トイ・ストーリー3」を観てきました。以下の画像は、公式サイトでのツイッターのつぶやきです。


「トイ・ストーリー3」が公開されました。全国的にお客様が詰めかけ、「カールじいさんの空飛ぶ家」の倍以上の観客動員です。初日に足を運んでいただいた皆様ありがとうございます。熱い夏が始まりました。 #toystory3jpless than a minute ago via Keitai Web

公開前の宣伝が良かったのか、結構出だしはいいみたいですね。僕も公開2日目の日曜日に観に行ったのですが、混んでました。8割くらいの入りでしょうか(MOVIXさいたま、19時の回)。僕もトイ・ストーリー3に関しては、色々な予告で見てきたので、「いよいよ公開か。」という気持ちで観に行ってきました。

で、肝心の感想ですが、超面白かったです!子どもが観ても面白いと思いますし、大人が観てもすごく面白い稀有な作品だと思います。ラストはほろりと泣いてしまいました。個人的には、「踊る3」よりもかなりの差で「トイ・ストーリー3」の方が面白かったです。まだジブリの「アリエッティ」なんかが控えてますけど、知人に「この夏観に行くとしたら、どの映画がおすすめ?」と聞かれたら、間違いなくこの「トイ・ストーリー3」をおすすめします。それくらい良かった。

過去2作も観てますが、この「3」が一番良かったんじゃないかなぁ・・。「1」は、CGのすごさと「おもちゃが知らない間に動く」というユニークな発想が面白かった。「2」は、さらにストーリーを練ってCGもグレードアップさせた。今回の「3」には、「おもちゃと持ち主の深い関係」について掘り下げて、そして心が暖まる内容になっています。「1」も「2」も好きなんですが、この「3」が一番心にヒットしたと思います。

ジブリの協力で、作品中にトトロが出てくるのがよかったですね。あとエンドロールにも鈴木敏夫プロデューサーと宮崎駿監督の名前がありました(スペシャルサンクスのところです)。なんでジブリが協力しているかというと、ピクサーのジョン・ラセターと宮崎駿さんが仲良しなんですよね。こういうコラボレーション、素敵だと思います。

てなわけで、3Dでもやっているので、ぜひぜひ映画館で観ることをおすすめします。字幕版は観てないですけど、吹き替え版の唐沢寿明もいい味出してますよ。


【映画】踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

Posted by kharuna on 日曜日, 11 7月, 2010

大ヒット映画の続編、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」をMOVIXさいたまに観に行ってきました。

R3010873

うーん、これはYahoo映画なんかのレビューでもかなり叩かれちゃっているみたいです。「あたし、TV版ドラマ初期からのファンだったのに、これは踊るじゃない!」のようなコメントも見受けられました。

確かにちょっとストーリーが散漫な感じになっちゃってましたね。いろいろキャストに気を遣わなきゃいけないのかもしれないのですが、あれこれ小ネタを入れすぎて、本筋がフニャッとしてました。ただ、ファンは多いと思うので、あまり内容には触れないでおきます。やっぱり実際に自分の目で確認したいと思いますので・・。

個人的にはやっぱり深津絵里がよかったですね。あの人が出てくると場が締まる気がします。


【映画】アイアンマン2

Posted by kharuna on 日曜日, 13 6月, 2010

ジョン・ファブロー監督、ロバート・ダウニーJr主演の映画「アイアンマン2」を観てきました。

この映画はですね、普通になんの予習をせずに観に行っても面白いと思うんですが、いろいろな小ネタが仕込まれているのでそういうことを観る前に知っていると、より面白いと思います。

たとえば、劇中に出てくる「アベンジャーズ」という存在。眼帯をした男、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)は初めてアイアンマンを観る人には「なんじゃ、この人?」という反応だと思います。

実は、アベンジャーズというのはアイアンマンだけではなく、来年の公開が予定されている「ソー」と「キャプテン・アメリカ」というヒーローも仲間に入れた超人集団の事を指すのです。詳しくはこのページに載っています。

http://www.ironman2.jp/avengers/

あと、主人公のトニー・スタークについても人間性を知っておくと楽しめます。「eiga.com」から引用します。

eiga.com ×「アイアンマン2」 注目特集 映画のことならeiga.com

「アイアンマン」の主人公トニー・スタークは40代の中年男。マサチューセッツ工科大学を首席で卒業、天才発明家にして大企業の社長という特別の才能がありながらも、ドーナツにハンバーガーが大好物で無類の女好き……と、従来のヒーロー像を覆す、型破りのキャラクターなのだ。

劇中でもドーナツを、ドーナツ屋さんの屋根の上で食べるシーンが出てきますが、スタークのこういう性格を知っているとニヤッとしますね。

そして、悪役「ウィップラッシュ」との戦闘ですが、非常に面白いです。アイアンマンのスーツの下で、スタークがどんな表情で戦っているのかも観ることができ、無表情なアイアンマンに人間性を持たせています。

最後に、エンドロールのあとにちょっとしたオマケ映像が出てきます。席を立たずに最後まで見ることをお勧めします。


【映画】告白

Posted by kharuna on 土曜日, 12 6月, 2010

中島哲也監督、松たか子主演の映画「告白」を観に行ってきました。

告白 : 映画情報 – 映画のことならeiga.com

2009年本屋大賞を受賞した湊かなえのミステリー小説を、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が松たか子主演で映画化したサスペンスドラマ。ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口(松)は、愛娘を学校のプールで殺害される。警察は事故死と判断するが、森口は学年末の終業式の日に、犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。共演に岡田将生、木村佳乃。

これは、中島監督のパワーを感じる映画でした。原作は読んでいませんが、ネットでの感想を読んでいると雰囲気はかなり近いものがあったようです。「原作を読んだ人も納得の出来!」などのコメントをちょいちょい見かけました。

主演の松たか子は好きな女優さんですが、「有頂天ホテル」が明るいキャラクターなのに対して、この「告白」ではえげつないほどの冷徹教師を演じています。さすがだなぁと思うのが、この冷徹教師もなんだかんだハマっているところです。

中島監督は、今までの作品がとてもポップに仕上がっていたのですが、今作では色調を落としてとてもくら〜い演出をとっています。僕は始まりの教室のシーンで、「わ、暗いな。」と思ったのですが、その色調が最後まで続きました。ただ、この暗さのおかげで、「狂気じみたストーリー」が生々しくなく、どこかファンタジーを感じさせてくれます。大正解の演出だと思う。

全体的におも〜いお話なので、そういうのでもオッケーであればお勧めします。ただ、あの引きつけられる映像は一見の価値ありです。


【映画】孤高のメス

Posted by kharuna on 日曜日, 6 6月, 2010

堤真一主演、成島出監督の映画「孤高のメス」を観に行ってきました。

これは、傑作でした。今年見た映画の中でも3本の指に入ります。日本人が大好きなタイプの主人公、ストーリーだと思います。内容は、こんな感じ。

孤高のメス : 映画情報 – 映画のことならeiga.com

医師の大鐘稔彦のベストセラー小説を、「クライマーズ・ハイ」脚本、「フライ,ダディ,フライ」の成島出が映画化した医療ドラマ。主演に成島と3度目のタッグとなる堤真一、 共演に夏川結衣、吉沢悠、中越典子ほか。地方都市にあるさざなみ市民病院に赴任してきた外科医の当麻鉄彦は、保身のための無責任な手術や患者のたらいまわしを繰り返すその病院で、患者を第一に考えた処置で淡々と手術をこなしていく。そんな当麻の姿勢が、大学病院や医療事故への恐れから停滞していた病院を少しずつ変えていくが……。

淡々と患者さんのために手術を行っていく堤真一と、それについていこうとする看護師役の夏川結衣が素晴らしいです。ただ、悪役として登場する生瀬勝久も良かったなぁ(笑)。あれ、生瀬さんがやるからちょっとマイルドな仕上がりになっているんでしょうね。

ストーリーが進むと、医療倫理に問われるような局面にぶつかります。そこでのやりとりなんかを見ていると涙が自然と流れてきました。ちょっと前に観た映画「私の中のあなた」というのも医療倫理の問題がストーリーに絡んでくるものでしたけど、この「孤高のメス」はまた違った切り口ですね。

医療関係者なら必ず、そうでない人もぜひぜひ劇場で観に行って欲しい作品です。


【映画】プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

Posted by kharuna on 月曜日, 31 5月, 2010

ブラッカイマープロデュースの映画「プリンス・オブ・ペルシャ」を観に行ってきました。

ジェリー・ブラッカイマーといえば「パイレーツオブカリビアン」シリーズが有名です。あの重厚な音楽と、圧倒される映像がトレードマークですよね。今回の「プリンス・オブ・ペルシャ」でもその特徴は引き継いでいます。というか、そこを楽しみに観に行ったというのが大きいですね、僕の場合。

内容は、時間を遡ることができる特殊な短剣をめぐって主人公と悪者がバトルを繰り広げるといったものになっています。主人公のジェイク・ギレンホールは超カッコいいですね。すごくキャラが立っていました。それとヒロイン役のジェマ・アータートン。この二人はとても良かったと思います。ただ、脇役がもうちょっとだったかなぁ。ナイフ使いのンバカ族の人はよかったですけどね。

ラストはインディ・ジョーンズみたいになってましたね。時間を遡ることができるというのは面白いアイデアだと思います。それを利用した終盤の流れは、すっきりしていてよかったです。ヒーロー冒険ものが好きな人におすすめの作品です。


【映画】グリーン・ゾーン

Posted by kharuna on 月曜日, 24 5月, 2010

ポール・グリーングラス監督、マット・デイモン主演の映画「グリーン・ゾーン」を見てきました。

うんうん、「ボーン」シリーズのグリーングラス監督らしい、相変わらずすごいカット割りの作りでした。スピード感とか臨場感と言うことにかけては、トップクラスの表現力を持つ監督ではないでしょうか。

ストーリーは、イラク戦争が舞台になっていて、主人公のマット・デイモンが「本当に大量破壊兵器はあるのか?」という戦争の根本的な原因になった事実について調査すると言うものです。作品自体、緊張感があっていいと思うのですが、実はこのストーリーがどうもぐっと来ないと言うか、周知の事実が結末になっているというか、そういうところが惜しいと思いました。

マット・デイモンの職人っぽい演技は、グリーングラス監督と相性がいいと思います。ただ、「ボーン」シリーズみたいな爽快感は今作では見られませんでした。やっぱりあくまで主人公は軍人であると言う縛りが大きいと思います(ボーンシリーズの主人公みたいな超人的な動きはできないと言うこと)。

グリーングラス監督の作品を見たことがないという人には、そのびっくりするぐらいのスピード感、臨場感が面白く感じられると思います。「ボーン」シリーズを見ている人には、「うーん、もうちょい!」という感想でしょうか。