【映画】南極料理人
沖田修一監督、堺雅人主演の映画、「南極料理人」をMOVIXさいたまで見てきました。
これも面白い作品でした。荻上直子監督の「めがね」みたいにまったりな映画なのかな、と思っていたのですが、もうちょっとパンチの効いたコメディに仕上がってましたね。まあ、男8人出てきて2時間まったりな映画もどうかと思いますが・・(笑)。
この映画の最大の特徴は、ペンギンさえもアザラシさえも、そして(寒すぎて)ウィルスさえも存在しない南極の物語であることですね。しかも有名な昭和基地からさらに1000キロも離れていて、標高が富士山よりも高いところにある、本当に世界の果てのようなところで生活しているわけです。もともと南極観測隊員の西村淳のエッセイ「面白南極料理人」が基になっている映画なので、実体験から描かれていて、とてもリアリティありますよね。
で、8人の隊員の中には自ら志願してくる人もいれば、もう無理矢理連れてこられている人がいるわけです(主役の堺雅人なんかが無理矢理な人)。そこら辺のギャップもちゃんと描かれていて、まじめに毎日仕事をする人もいれば、「早く帰りたいよ-!」と言って、いつも逃げ出すことを考えている人もいるわけです。ここもすごく笑えるところです。
主役の堺雅人が演じているのが、海上保安庁から派遣された料理人・西村純。劇中に何度も食事のシーンが登場します。ある意味、「南極にいて一番楽しいことは、食べることさ。」と言わんばかりの脚本です。それで、この料理を作るフードコーディネーターというスタッフが存在する訳なんです。その人が、飯島奈美さんと榑谷孝子さん。飯島さんは、「ほぼ日」でも何度も登場していて、本当においしそうな料理を作る人です。
コメディなので、楽しいだけかというと、そうでもなくて単身赴任の大変さや、遠距離恋愛の大変さなんかが描かれていて、ちょっとじーんと来ますね。僕は、営業マンなので転勤がある訳なんですが、南極なんかに辞令を出されたらどんな気持ちになるんだろう、とふと思いました。まあ、言ってもそこまで悲観的には描かれてないですけどね、この作品は。
てなわけで、ほんわかとした笑いを求めている人には絶好の、そうでもない人にもぜひぜひ劇場で見てほしい素晴らしい作品だと思います。すごく面白いですよ。