【映画】サマーウォーズ
細田守監督の「サマーウォーズ」を見に行ってきました。
うん、これは面白かったですね。細田監督の映画は、ストーリー的な面白さもありますけど、キャラクターがとても生き生きと描かれているのが特徴ですね。なんとなくノスタルジーを感じるのも素敵です。
ストーリーは、高校2年生の健二(草食系男子)が一つ年上であこがれの先輩、夏希に頼まれ、一緒に夏希の大叔母様の家で数日間過ごす・・・。その間に起こるインターネット上の大事件にみんなが巻き込まれていく、というものです。細田監督がなぜこのようなテーマを選んだかについては、インタビューで次のように話されています。
サマーウォーズ : 「日本映画の可能性を広げたい」細田守監督インタビュー – 映画のことならeiga.com
実は、アニメを作っている人はみんな、『夏の日の少年の、ある一瞬の出来事』みたいなのを描きたいんじゃないかって勝手に思ってるんです。賃金が安いとか労働環境が過酷だとか言われても、それでも一生懸命アニメをやっているのは、究極的にはそういうことなのではないかと。
アニメ好きには「おぉ!確かにそうだよな!」と思える発言ですね。『夏の日の少年の、ある一瞬の出来事』てのは、それだけで何かこう胸キュン的な、アドベンチャー的な響きがありますね。しかも、この「サマーウォーズ」では、憧れの一つ年上の先輩との冒険もあります。
そんな青春の味をかみしめながら、本筋のストーリーも非常に質の高いものになっています。舞台はインターネットの仮想世界になっているのですが、ギスギスした感じで描かれているわけではなく、とてもポップに明るく描かれています。この辺、細田監督はすごいセンスを持っていると思います。
ちなみに、細田監督、このインタビューで興味深いことを語っています。
サマーウォーズ : 「日本映画の可能性を広げたい」細田守監督インタビュー – 映画のことならeiga.com
家族のやりとりがメールやネットになっているのは当たり前だから、そうした中で起こる家族の楽しさを描きたかった。対比させてどちらが良い悪いというのではなく、どちらも一緒にあって価値のあるものだと。テーマ主義的な人だと、ネットは所詮かりそめのコミュニケーションで、家族のほうがホンモノだよって、道徳の教科書のようなこと言いがちだと思いますけど、それは絶対違うなと思って、もっとみんなが実感としてもっているであろうことを、ちゃんと描きたいと思いました」
あぁ、いいことを言うなと思いました。インターネットっていうのは、新しい文化だし、「出会い系サイトがきっかけで事件が起きた。」とかネガティブなことも言われますが、確実に人と人をつなげている素晴らしいメディアだと思います。この細田監督のポジティブさが、作品にも表れているのでしょうね。
そんなわけで、夏の日の少年の胸キュン的なところも味わえ、インターネットのポジティブさも味わえ、そして核家族化が進む現代人にちょっと懐かしい大家族も味わえるという、超お勧め映画ですね、これは。ぜひぜひ劇場で見てみてください。