Archive for 5月, 2009

【映画】スタートレック

Posted by kharuna on 日曜日, 31 5月, 2009

きたきたきたー!来ましたよ!今年上半期のベスト3に入る作品(あくまで個人的なもの)が登場しました!その名も「スタートレック」。超面白かったです。てなわけで、
個人的ランク:A+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
僕はドラマのスタートレックはあまり知りませんが、監督のJ.J.エイブラムスも、この作品に携わるまではそれほどスタートレックのファンではなく、それゆえ「スタートレックを知らない人でも楽しめるような作品にした」とのことです。この選択は大正解だと思います。

スタートレックとは

もともと1966年から続くアメリカのテレビドラマシリーズで、ジーン・ロッデンベリーという人が、「アメリカ西部を開拓する幌馬車隊のように宇宙を開拓する物語」というイメージで考案されたストーリーです。宇宙船に乗って、さまざまな惑星を旅する物語なのですね。で、今回の映画なのですが、数あるスタートレックシリーズでも特に人気の高いジェームズ・T・カーク船長が、人生で初めて「キャプテン」になるまでを描いています。このカーク船長を演じているのが、かなり「抜擢」に近いクリス・パイン。ただ、かなりのはまり役だと思います。クールなスポックに比べて情感あふれるカーク船長を、見事に演じていました。クリス・パイン、今後「来そう」な役者さんです。そして、スタートレックといえば、とがった耳とそろった前髪が忘れられない「スポック」。これを演じているのが、なんとアメリカのドラマ「HEROES」で最強の悪役である「サイラー役」のザカリー・クイント。「HEROES」の時は、あのいや~な目つきが本当に悪役にぴったりでしたが、今回のスポック役も非常にクールに演じていて、これまたはまっています。ザカリー・クイントがうまいのか、エイブラムスの指導がうまいのかわかりませんが、「これぞスポック!」という演技です。

盛り上がる演出

こういう宇宙ものというと、連邦軍だのどこどこの惑星だの、名前がごちゃごちゃになってきてストーリーがわからなくなってくるということがあるのですが、この映画に関していえば全くそんなことはありません。非常にわかりやすいストーリーになっています。脚本はやや強引かなと思えるところもあるのですが、エイブラムスのテンポのよさで、あまり深く考えずに楽しめるようになっています。音楽も非常によく、最後のクライマックスでは、あまりにも壮大なシーンで感動的な音楽が流れてくるので、思わず涙が出てきたほどでした。

カーク船長とスポックの対比

この映画、2人の主人公、カーク船長とバルカン星出身のスポックを中心に物語が進んでいきます。カークは「激情型」の人間で、喜怒哀楽をそのまま出すタイプとして描かれています。逆にスポックは、常にロジカルで冷静沈着、表情を変えない人物として描かれています。この2人の掛け合いが非常に面白く、あえて言うならば、スラムダンクの流川と桜木、「相棒」でいうならば杉下右京と亀山薫のような存在です(まあざっくり見て、ですよ)。特にスポックの方は、劇中で「論理的に考えろ!」という学生時代のシーンを入れることによって、ロジカルシンキングに対するこだわりがとても大きく感じられます。こういう演出、うまいなぁと思います。

とにかく映画館で!

語り始めると本当にすばらしい作品で、いろいろと言いたいところはあるのですが、とにかく劇場で見ることをお勧めします!あの大きなスクリーンでありえないくらいの楽しい宇宙活劇を見てほしいと思います。僕はあまりの素晴らしさに、涙が出るくらい楽しんでしまいました。


【DVD】シンドラーのリスト

Posted by kharuna on 日曜日, 24 5月, 2009

はぁ~、こんなにすごい映画を見てなかったなんて。すごすぎる・・。
個人的ランク:S(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
すごすぎるので、最高ランク「A+」のそのまた上、「S」ランクを差し上げます。映画館で見たかったな、これ。

どこから書いたらいいのか・・

この映画、アカデミー賞で「作品・監督・脚色・撮影・編集・美術・作曲」の7部門に輝いた作品なんです。で、どれをとってもすごいのですが、僕としてはやっぱり「あえて白黒で撮った」というところでしょうか。この効果は絶大だったような気がします。そして、とある女の子の洋服だけ「赤色」に着色しているアクセント。僕は鳥肌が立ちましたよ。スピルバーグ、理屈抜きにすげぇと思いました。いや、前から尊敬はしてましたけどね。

シンドラー役の人

リーアム・ニーソンと言う人が演じているのですね。あまり知らない人だなと思って調べてみたのですが、めっちゃナルニア物語で出ているじゃないですか(笑)!その他、スターウォーズやギャング・オブ・ニューヨークなど、出演多数ですね。何で知らなかったんだろう。この「シンドラーのリスト」では、めっちゃすばらしい演技をしています。他にも会計士役のベン・キングズレーなど、みんなすばらしい演技をしています。

間違った前知識がよかった

僕は、この映画を見るまで、シンドラーという人はもともと正義感の強い人で、最初からユダヤ人を助けようという設定なのかなと思ってました。ところが、そんな前知識は間違っており、劇の初めでは、「ビジネスに全精力をかける男」として描かれていました。そのシンドラーが、収容所でのユダヤ人を目の当たりにして、気持ちが変わっていく様子が描かれています。そこら辺の機微が非常にうまく描かれていますよ、この作品は。特にユダヤ人を救おうとしながらも、ドイツ軍人と仲良くやっている姿は、すごく奇妙に思えましたが、よくよく考えるとそういうことはよくあることだよなと、妙に納得したところです。

ユダヤ人とは

劇中でドイツ軍人に散々虐待されるユダヤ人。なんでこんなに人種差別されるんだろうとWikipediaで調べてみましたが、いまいちすっきりしない説明でした。おそらく一言やそこらでは説明できない、ヨーロッパ独特の文化があるんだろうなと理解することにしました。ユダヤ人に、頭脳明晰な人が多いと言うのは前から聞いていましたけど、劇中でもそういう部分というか、真面目に仕事をしている姿が描かれています。

一度は見ておいたほうがよい作品

というわけで、タイトル通り、DVDでかまわないので、一度は見ておいたほうがいい作品だと思います。これはもう映画が好きだとかそれほどでもないとか、そういうレベルじゃなくて、知識として知っておいたほうがいいんじゃないかというレベルです。スピルバーグが日ごろのエンターテイメント性を捨てて、ひたすら淡々とこの映画を作っていったような、何か気迫が感じられる作品です。やっぱり偉大な監督だなぁ。そして、ラストの救出したユダヤ人とシンドラーが別れる場面は必見だと思います。僕は泣いてしまいました。あの台詞は、ずっと僕の心に残るんじゃないかと思います。


【映画】重力ピエロ

Posted by kharuna on 日曜日, 24 5月, 2009

伊坂幸太郎原作、森淳一監督の「重力ピエロ」を見てきました。僕は主演の加瀬亮が好きなので、それもあって見に行こうと思ったのでした。原作は読んでないですが、読んでいる友達から「めっちゃ面白いよ!」と言われていました。ぼくはどちらかというと、そういうことを言われると斜に構えるタイプなので、今回もそういう姿勢で見始めました。
個人的ランク:A(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
てなわけで、すごく面白かったです。やっぱり加瀬亮は良いですね。この原作は読んでませんが、なんとなく伊坂幸太郎的な世界観もそのままなような気がします。

なかなか重いストーリー

この作品、芯になる部分はけっこうな「重さ」を感じるものとなっています。人間の生い立ちって、ある意味本人にはどうしようもないというか、直しようがない部分だと思います。この「重力ピエロ」は、そういうところをこれでもかこれでもかと、傷の上にさらにナイフを突き立てるような、見ていて本当に切なくなってくるストーリーになっています。で、僕の「伊坂幸太郎像」というのは、そういう重いストーリーでもわりと淡々と、それでいて印象深く描いてくる作家さんというイメージです。この映画では、そのイメージがうまく受け継がれていたような気がします。淡々と重いストーリーを描いていました。

遺伝子コドンが登場

僕が伊坂幸太郎すごいなと思ったのは、作品中に「遺伝子コドン」を使っている点です。伊坂幸太郎は、確か法学部出身なので遺伝子コドンというのはそれほどなじみがないかと思うのですが、この映画では、見事に遺伝子コドンを事件に絡ませていました。大学で遺伝子コドンをいやと言うほど習った僕としては、すごくわかりやすい部分でもありました。特に「終止コドン」が出てきたときなどは、「おぉ!」と思いました。

何がそんなによかったか

ストーリーやキャスティングがすばらしいと言うのもあるんですが、劇中に「人生を示唆するような名言」がしばしば出てくるんです。僕はそれがよかったなぁと思いますね。ガンジーさんの言葉が多いのですが、ラストに近い場面で、サーカスを見ながらいう言葉なんかジーンときましたね。原作もそういうところはあるんでしょうか。いずれ読んでみたいと思います。あ、あと「ROBOT」制作です。わかるひとにわかる、クリエイティブなグループですよね。


【映画】天使と悪魔

Posted by kharuna on 日曜日, 24 5月, 2009

ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の「天使と悪魔」見てきました。前作に当たる「ダ・ヴィンチ・コード」を見たときに、「なんて展開の早い映画なんだ。登場人物がどんな人なのかいまいちよくわかんないな。」というのが率直な感想でした。ただ、そういう部分を音楽や迫力のある映像でカバーしていて、あんまり悪い印象はなかったので今回も見に行くことにしました。
個人的ランク:A-(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
てなわけで、「A-」です。ストーリーは前作に比べて非常にわかりやすくなっていました。音楽は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のハンス・ジマーですから悪いわけがありません。ただ、やっぱりボリュームのある原作を2時間半に収めてしまうわけですから、展開が忙しないと感じてしまいました。

まず、いいところから

いいところはですね、「音楽」、「迫力」、「映像美」でしょうか。監督が、「バック・ドラフト」などを制作しているロン・ハワードなので、重厚感がすごくあります。僕はこの監督好きですね。正統派な作りに好感が持てます。あと、一番印象に残っているのは音楽です。ハンス・ジマーすごいと思いました。盛り上げる音楽を作らせたらハリウッドでもトップクラスの実力を持ってますよね。あとは、作品中でいろいろな建築物が登場する映像美。ある意味、映画を見ながらローマ旅行ができますね。

ラングドン教授が悩まない

この映画、冒頭にも書きましたけど、展開が早いのです。しかもストーリーの中に「タイムリミット」を設けているので、ますます切羽詰ってきます。というわけで、トム・ハンクス演じるラングドン教授が、ほとんど悩まずに問題を解決していくわけです。そりゃあもう、超人的な速さです。観客は、このラングドン教授の推理についていくのが大変だと思います(少なくとも僕はそうです)。もうちょっと悩むシーンとか落ち着けるシーンがあれば、観客もゆっくりと展開を追う余裕ができるんじゃないかと思いました。ただ、なかなかそれも難しいですよね。

ユアン・マクレガー

僕が大好きなユアン・マクレガーが、劇中で重要人物として登場します。この人物、最後の最後まで「良い人」なのか「悪い人」なのかわかりません。この演出は見ていてすごく面白かったです。あと、やっぱりこの人は演技がうまいなぁと思いました。

そうは言いつつもおすすめですよ

展開が早いきらいはありますが、やっぱり劇場で見る価値はある作品だと思います。原作を読んでおくと人物の背景なんかがわかっていいのかもしれませんが、まあ読まなくても楽しめると思います。僕は原作未読ですが、なかなか楽しめました。てなわけで、「宗教 vs 科学」をお楽しみください。


【映画】鴨川ホルモー

Posted by kharuna on 土曜日, 16 5月, 2009

本木克英監督の「鴨川ホルモー」を見に行ってきましたよ!これまた面白い映画でした。
個人的ランク:A(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
最高ランクじゃないのは、言葉ではなかなか表現しづらいですけど、あともうちょっと心に響くものがなかった、というところでしょうか。でも完成度はとても高いと思います。ちなみに原作は読んでおりません。

あらすじ

山田孝之演じる主人公、「安部」は二浪して京都大学に入った。5月病にかかっていたときに誘われたサークル「京大青竜会」は、どんなことをやるのかさっぱりわからなかったが、好きな女の子が入部するということで一緒に入った。しかし、実は気軽に入ったこのサークルは、京都に千年伝わる競技、“ホルモー”のサークルだった。

濱田岳と栗山千明

濱田岳って俳優、知ってますか?僕はこの人を初めて見たのは、映画「アヒルと鴨のコインロッカー」でした。その時の印象は、「うまく気弱な青年を演じるものだな。」でした。そして、今回の作品。「気弱+変人」の役をとても上手に演じていました(笑)。いやぁ、本当に今回の濱田岳には笑わせてもらいました。素晴らしいです。
また、栗山千明は「京大理学部のおたく学生」を見事に演じています。特におたく度をアップさせた「カツラ」と壊れた扇風機を平然と直していく演技は絶品でした。あと、後半、恋愛要素も絡んでくるのですが、その辺の演技もよかったと思います。

オニ語と振り付けが最高です

この映画、「ホルモー」という競技の中でかわいらしい「オニ」が登場します。このオニは山田孝之や濱田岳らの指示によって動くわけなのですが、その指示の仕方がとても面白いです。振り付けはパパイヤ鈴木さんがしているそうで、とてもユニーク。オニ語も何を言っているのかわかりませんが、かなりインパクトがあります。正直、ここのおかげでこの映画、非常に評価を上げていると思います。とてもよかったですよ。あと、実際にパパイヤさんも少し登場します。

京都の街並みもきれい

映画の舞台が京都なので、その風景がとても楽しめます。僕も今日とは何度か行ったことがあるので、「あぁ、ここは知っている!」というシーンがいくつかありました。あと、詳しくは言えないですが、懐かしい「レナウン娘」の歌が登場したり、かなりはちゃめちゃなところも個人的に大好きです。あと、荒川良々もいいですよ!純粋に楽しい映画ですね。


【映画】スラムドッグ$ミリオネア

Posted by kharuna on 土曜日, 9 5月, 2009

GWなので、映画を観てきましたよ!アカデミー賞作品の「スラムドッグミリオネア」です。いやぁ、これは面白くていい映画でしたね。考えさせられるところも満載で、単にエンターテイメント作じゃないところが、やっぱりアカデミー賞受賞するだけのことはあるなぁと思いました。

個人的ランク:A+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)

てなわけで、最高ランクです。「おい、最近のエントリー、最高ランクばっかりじゃないか!」と突っ込まれそうなんですが、面白い作品ばっかりなので、しょうがないじゃないか!

PG-12な前半部分

この映画、後半はそうでもないんですけど、前半はいろいろと過激な描写が多くて、小学生以下には大人の同伴が必要な「PG-12」作品となっています。僕はインド自体訪れたことがないんですけど、いろいろな人からインドのスラム街についての話を聞きます。で、この映画ではその辺の実態と言うか、たぶん本当のことなんだろうなと思えるような描写がたくさん出てきます。というか、本当かどうかは判断できないんだけど、「本当に起こってそうだな。」と思えるのに十分な説得力がある映画だと思います。現代の日本では考えられないことが、ちょいと昔のインドでは当たり前に起こっていたんだなと思いました。うーん、いろんな意味ですごいぞ、インド。

アカデミー賞にしてはハッピーな映画

前半の描写はなかなか過激なのですが、ストーリー全体は、「よし、おれも頑張ろう!」と思えるようなガッツが出てくるものになっています。「どうせ、アカデミー賞とるような作品って、ちょっと社会批判なんかもあって、どちらかというと暗めの作品でしょ?」と言う人なんかは、この「スラムドッグ」で考えが変わると思います。僕は、感想としては、「お、この作品をアカデミー賞に選ぶなんて、なかなかやるなぁ。」でした。

音楽や構成がとてもよい

この映画、主体となる場面が、「ミリオネア会場」と、主人公のジャマールによる「回想シーン」の2つあります。この2つをどのようにつなげるかでテンポが変わったり、ストーリーがわかりづらくなったりすると思うのですが、ダニー・ボイル監督は見事にここをクリアしていました。非常にわかりやすい構成で、思わずスクリーンに見入ってしまいました。
また、音楽も効果的でかつインドを髣髴とさせるものがありました。ここらへん、ある意味ハリウッド的でもありますね。

とてもいい映画です

てなわけで、とてもいい映画でした。ラストに出てくるダンスシーンは、個人的に好きな演出ですね。監督のダニー・ボイルは、「トレインスポッティング」や「28日後・・」という映画を作っているので、また時間のあるときに見直してみようかと思います。


【book】海辺のカフカ

Posted by kharuna on 金曜日, 1 5月, 2009

さてさて、映画もさることながら、本も読んでますよ。相変わらずここ最近は村上春樹さんです。「ねじまき鳥」、「ノルウェーの森」、そしていくつかの短編集を読んで、この「海辺のカフカ」にやってきました。なんとなく順番的にどうなの?って気もしますが・・。

海辺のカフカ〈上〉
海辺のカフカ〈上〉
posted with amazlet at 09.05.01
村上 春樹
新潮社
売り上げランキング: 71788

で、やっぱり面白かったですよ、この「カフカ」も。村上さんの非現実的な世界が壮大に広がっていますね。いきなり非現実ではなくて、いつのまにか非現実なところもお気に入りポイントです。いつものように、「これはどういう意味なんだろうか?」、「村上春樹としては、このストーリー、登場人物を通じて何を言いたいのだろうか?」と言う事を考え出すとものすごく深みにはまっていくような気がします。でもそういうのって大事ですよね。で、やっぱりいつものように答えは出ないまま、最後まで読んでしまうというパターンでした。まあ、でも村上春樹の膨大な読書量に裏付けされたストーリー展開を、完全に理解しようと思ってもなかなか難しいですよね。ただ、そこで諦めるのではなくて、少しでもその領域に近づけることができればな、とは思っています。

田村カフカくんとナカタさん

海辺のカフカっていうタイトルからすると、どこか外国の物語なんだろうかと思っていたのですが、めっちゃ日本国内の物語でした(笑)。田村カフカくん(本名ではない)という15歳の少年が主人公なんですよね。で、アマゾンかどこかのレビューにあったのですが、通常の15歳に比べて、田村カフカくんはめちゃめちゃ大人びています。「そんな15歳いないだろー!」ってくらいです。でもまあ、いると思えばいるかもしれないな、とも思う。そしてこの物語にはもう一人、主役級の人間が登場します。ナカタさんというおじいさんで、この人の特徴は猫と話せることです。ナカタさん、僕は大好きな登場人物ですね。で、「海辺のカフカ」は、このカフカくんの章とナカタさんの章が交互に書かれている小説です。

大公トリオ

物語の途中で、ナカタさんをサポートする星野さんという若いトラックの運転手が登場します。この人、だんだんナカタさんに惹かれていって人間性が変わっていきます。その時にベートーベンの「大公トリオ」という音楽がキーポイントになるのですが、僕は思わずこの「大公トリオ」を買ってしまいました。なかなかいいクラシック音楽です。しかし、村上春樹の音楽に対する気持ちはすごいですね。小説読んで音楽CD買っちゃうなんて、今までそんな経験したことないですよ、たぶん。さすがです。

分類が難しい

よく友人から、「村上春樹ってどんな小説、ストーリーなんですか?」って聞かれるんですけど、これ、どんなふうに答えればいいのかいつも困ってしまいます。そういう意味ですごく複雑ですよね、村上春樹の小説って。でも読み始めるとすごく面白いんです。この「海辺のカフカ」も然りです。ぜひ、このGWに読んでみてください。


【映画】グラン・トリノ

Posted by kharuna on 金曜日, 1 5月, 2009

さあ、3本目。クリント・イーストウッド監督の「グラン・トリノ」です。これはいい映画でした。
個人的ランク:A+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
イーストウッド監督の作品は、最近特に気になるようになり、「ミリオンダラー・ベイビー」はそれほど好きじゃないんですが、ちょっと前に見た「チェンジ・リング」や今回の「グラン・トリノ」などは、僕のお気に入り作品と言えます。

日本人に合っているのか?

イーストウッド監督の作品は、どれをとっても「重厚」という言葉がとてもよく当てはまると思います。壮大な音楽はそれほど使わず、ひたすら物語を追っかけて行くドキュメンタリー的な作りは、もはや職人芸と言えるのではないでしょうか。僕は、この監督の作品を見るといつも思うのですが、テンポやら演出やらがとても日本人に合っているような気がするのです。今回の作品で言うと、ストーリー展開はそれほど速くないのです。どちらかというと、一つの事件をじっくりとクローズアップして、登場人物の心の動きをきちんと描いていくタイプの作品に思えます。イーストウッド監督の作品は、エンターテイメント性よりも、むしろそういうリアリティの感じる演出が素晴らしいと感じます。僕は、こういう手法は日本人が大好きなところだと思うんですよね。逆に、以前にイーストウッド監督が故・黒澤明監督の試写会で、「あなたがいなかったら、今の私はなかった」と黒澤監督に向かって言ったとのことですから、イーストウッド監督も日本の映画から多大な影響を受けているのでしょう。

軽妙な会話も楽しめる

この映画、全体的に重厚な造りなのですが、くすっと笑える部分もあります。イーストウッド演じるコワルスキーが散髪するシーンなのですが、ここの場面はかなり楽しめます。前半と後半に一回ずつ散髪屋さんのシーンが出てきますが、特に後半はお勧めです。大人の会話がこの映画で学べますよ(笑)。
Yahoo映画でも4点台後半という驚異的な高得点を得ているこの映画。確かに素晴らしい出来だと思います。このGWに是非とも見に行ってみてください。


【映画】おっぱいバレー

Posted by kharuna on 金曜日, 1 5月, 2009

さあ、ガンガン書きますよ。今度は「おっぱいバレー」についてです。
まずは、個人的ランク:B+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)
この作品、レッドクリフと同日に見たので、予算の関係もあるのかやっぱり迫力不足には感じました。ただですね、なかなか光るものもたくさんありましたよ。

意外ときっちりとしたつくり

わりとお気楽なタイトルとは裏腹に、作りはかなりしっかりしていると感じました。というのも、制作会社が「ROBOT」なんですね。「踊る大捜査線」や「サトラレ」を作っている会社だと言えば、その実力がわかるでしょうか。時代設定が、おそらく1980年代だと思うのですが、セットもそれに合わせて作られており、ビックリしたのが町を走っている車も懐かしいレトロなものなんです。僕はこの車が登場したときに、「お、この映画、やる気まんまんだな。」と感じました。

30代にはたまらないシーン続出

僕は見始めてから思いました。この映画は30代の男子に向けて作られている作品だ、と。なんせ11PMですよ?!「大人のマル秘スポット」という新聞のタイトルに何回僕も釣られたことか(笑)!そして、映画の最初のシーンに登場する、「時速何キロで走れば、空気をおっぱいの感触として味わえるか。」という懐かしい思い出も出てきました。僕の隣のお客さんは、小学校低学年くらいの女の子だったんですが、この子は何を目的にこの映画を見に来ているんだろう、と妙に気になりましたよ(笑)。

泣ける映画です

おっぱいを目的に行くお客さんもいると思うので(笑)、おっぱいが出てくるとか出てこないとかはここでは触れません。ただ、終盤は僕は泣きました。なかなかいいお話です。綾瀬はるかちゃんも頑張っていると思います。個人的には、大好きな俳優、田口浩正さんが強豪チームの監督役で出てきていたのには笑っちゃいました。田口さん、ふだんは主に「いい人」の役で出てくると思うのですが、今回は妙に頑張って怖い雰囲気を出してました。そこの頑張りが妙に笑えましたよ。やっぱりいい役者だわ、あの人。

まあ、やっぱり迫力という面ではレッドクリフに軍配があがりますね。一緒にするなと言われそうですが・・。ちなみに、Yahoo映画でおっぱいバレーが4点台で、レッドクリフが3点台なのは、やっぱり期待値と見た時のギャップが現れているんでしょうか。レッドクリフは十分に4点台だと思います。


【映画】レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―

Posted by kharuna on 金曜日, 1 5月, 2009

いやぁ、久しぶりのインターネットを堪能しております。GWなので、実家に帰り、そして母のパソコンでインターネットです。楽しいですね。

で、徳島県に行っても映画はちゃんと見てました。4月は3本みましたね。まずはそのうちの一本、「レッドクリフ PartII」から書きましょう。

まずはいつもの個人的なランク:A+(最高「A+」〜最低「C−」の9段階)

てなわけで、最高ランクの映画です。もう鳥肌立つほどの映画でしたよ。

大迫力

うーん、何がすごいってもう全部すごいんですけど、やっぱり映画全体の迫力に圧倒されましたよ。ジョン・ウー監督のパワーを感じました。映画の中の迫力って何かなーと考えたんですけど、音楽とカメラワークなのかな。ちなみに音楽は、岩代太郎さんという日本人なんですね。もともと東京藝大を首席で卒業(!)するような人らしいんですが、最近特に映画音楽を手掛けるようになってきたとのことです。かっこいい音楽作りますよね。

戦略のぶつかり合い

どちらかというとパート1が、「戦闘がメイン」という作りだったのに対して、パート2は「戦略がメイン」になってました。Yahoo映画の評判なんかを見ると、「迫力がなかった」ということなんですが、あまりそんな風には感じませんでしたね。むしろ、孔明が天気を読むシーンや、周瑜の作戦などわかりやすく描かれていました。

ただ、僕は張飛と関羽のファンなので、この二人にもうちょっと活躍してほしかったという気持ちはありますね。

全然オッケーな演出

実は、物語の終盤、けっこう制作側で「作ってるな」と感じるところはありました。まあ、歴史物ってよっぽど資料がそろってないと完璧なストーリーなんて作れませんし、ある程度、想像で補うシーンも出てくると思います。で、この映画の場合、その「作っている」シーンは全然オッケーでした。むしろ良かったと思います。こういう娯楽大作は、どれだけ楽しめるかだと思います。

そんなわけで、映画好きな人はGWに是非ともこの作品を見に行ってください。あ、あと「パート1」を見ていなくても十分楽しめます。そのままゴーです(笑)。