【映画】おくりびと
映画「おくりびと」を見てきました。
予告
公式サイト
9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)
あらすじ:
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。
僕は、「壬生義士伝」で滝田洋二郎監督のファンになったのですが、この「おくりびと」も素晴らしい作品でした。ストーリー、音楽、脚本、どれをとっても抜群のデキだと思います。中でもキャスティング、本木雅弘を主人公に選んだのは最高の人選だったのではないでしょうか。
映画の中で何度も死人を着飾り、納棺するシーンが出てくるのですが、その死人のエピソードが全くない状態でも、いざ本木さんがその死人を着飾る演技をし始めると、なぜか涙が出てくるのです。いかに死人を尊び、愛を持って仕事をしているかと言うことがひしひしと伝わってくる演技なのです。これにはとても驚きました。
そしてその主人公を雇った社長役の山崎努。口数はそれほど多くないのですが、要所要所で、主人公を諭すような大きな演技をします。これもまた、見ていてとても引きつけられる演技でした。
この映画は、カナダのモントリオール世界映画祭のグランプリ、アメリカのアカデミー賞外国語映画賞の日本代表選出、中国最大の映画祭・金鶏百花賞で作品、監督、主演男優賞を取りました。
ストーリーが「死人を扱う」という普遍的なテーマでわかりやすいというのもあると思うのですが、こういう役者陣の丁寧な演技があればこそ、世界で認められるような映画にもなっているのではないでしょうか。