【book】野村再生工場
「野村再生工場」を読了しました。
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人を見抜く達人・・・・だから不思議
野球好き、野村好き、判官びいき好きには、たまらない1冊
よくまとまっている
比喩の達人
監督という以上に組織運営の達人
お風呂で30分間だけ読むという方法で、5日間くらいで読めたので、2~3時間くらいあれば読める本だと思います。僕は野村監督の本は、「野村ノート」に続き、2冊目なのですが、この本もなかなか面白かったです。
野村監督は、テレビのインタビューでは、そのメディアの大きさを考えてか、少しぼやくくらいの程度ですが、著書では思っていることをばんばん書いています。
書き方としては、野村監督が出会った選手を取り上げて、この選手はこのようにして育っていったとか、この選手はこういう性格で、どのように接したとか、主に成功例について書かれています。古くは江夏豊がどのようにクローザーになったことから、最近では楽天の田中将大や主砲・山崎について書かれています。
最後の章「私の人生もまた再生の歴史である」では、野村監督の生い立ちを辿っていき、どのようにして壁を乗り越えていったかについて書かれています。個人的には、この章が一番面白かったですね。この本で書かれている、「物事に対して、どのように頭を使ってどのように接するか」、ということが日常にも生かせる気がします。
以下目次
まえがき
なぜ、「ぼやく」のか/「失敗」と書いて「せいちょう」と読む/実践指導第一章 弱者を強者にするために
なるべく教えるな/目標を自ら考えさせる/長谷部にもシュートをマスターさせる/マーくんよ、ストレートを磨け/エースとしての自覚/欲から入って欲から離れる/井川には「バッターを消せ」、福原には「キャッチャーを消せ」/ブルペンエースにはショック療法/目の色が変わった磯部/満足→妥協→限定は再生の最大の敵/満足→妥協→限定は再生の最大の敵/スタートは意識改革/足りない戦力/中心の不在/無形の力を養う/野村野球とはプロセス/準備とは意識付け/交流戦の好成績はデータの勝利/分析・観察・洞察・判断・記憶/無形の力の結晶、イチローの攻略/選手の適性を見抜き、適所に起用/フォア・ザ・チームの徹底/人間的成長なくして技術的進歩なし第二章 楽天的、意識改革
フロントの意識改革/アスレチックスとレッドソックスの強さの秘密/エースを獲ってくれ/エース候補・田中/山を誤解していた私/真のリーダー山/若手を抜擢/一年で成長を見せた嶋/チーム一丸となって最下位脱出第三章 再生の極意は気づきにあり
野村再生工場/自己限定を捨てさせ、自信を与える/鉄平/シュートで開眼した川崎/闘争心が生んだ荒木の復活/考える力を身につけた小早川/何も考えていなかった山/苦手・和田を克服した理由/冷静な読みが生んだ二本のホームラン/考え方を変えて甦った江夏/チームのためにブンブン丸を封印した池山/再生とはよく観察し、気づかせること/適所が飯田の才能を引き出した/シンカーで活路を見出した高津/もっとも大切なのは愛情第四章 弱い組織を再生させる
面接/選手の気持ちが監督から離れている/田尾監督の解任/仙台の新しい球団という魅力/弱いチームを強くするのが生きがい第五章 私の人生もまた再生の歴史である
貧乏育ちのテスト生/一年でクビ宣告/一軍昇格/一流の壁/データとクセの研究で打撃に開眼/私のレベルを上げてくれた稲尾/バッター攻略でもデータを活用/考える野球の真髄/三悪人との出会い/野村スコープ誕生/指導者は言葉を獲得しなければならない/私を突き動かした巨人への対抗心あとがき
