【book】ウェブ進化論
6月 5th, 2008
梅田望夫さんの「ウェブ進化論」を読了しました。
筑摩書房
売り上げランキング: 460

世の中が変わる
ウェブのライトユーザーが読みました
批判精神を欠いた大人
「あちら側」の世界のガイドブック
web2.0入門書
これは、もう非常に面白かった!ここ3年間に読んだ本の中でも一番面白かったです。途中から面白くなる、とかではなくて1ページ目からぐいぐい来ます。
この本が自分に合っているかどうか見極めるには、最初の30ページを読んでみて、まったく何も感じなければ合ってないかもしれません。
僕は本を読むときは、印象に残ったページに付箋を貼っていくのですが、この本はもう、付箋だらけです(笑)。
目次を紹介しておきます。
序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
第1章 「革命」であることの真の意味
第2章 グーグル―知の世界を再編成する
第3章 ロングテールとWeb2.0
第4章 ブログと総表現社会
第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章 ウェブ進化は世代交代によって
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
目次にも出てくる通り、グーグルについてたくさんのページが
費やされています。僕はグーグル大好きなのですが、
知らないことがたくさん書かれていて、とても好奇心が刺激されました。
しかもこの梅田さんという著者は、文章が非常にポジティブなのです。楽天やヤフージャパンについての足らない点が書かれていますが、そこも、「こうすればよくなるのではないか?」というような決して指摘だけに終わっていないところに好感が持てます。
また、ビル・ゲイツが作ったマイクロソフトと、セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジが作ったグーグルという会社の違いを非常にわかりやすく書いてあって、そして「なるほど!そうなのか!」という発見が連発です。
すごく共感できたのは、ビル・ゲイツが育った世代というのは「コンピュータが家にやってきた世代」で、その「コンピュータが家にある」という衝撃が、ゲイツ世代にはとても大きかったということです。
一方、グーグルのブリンやペイジの世代(僕はこの世代)は、コンピュータが家にあるというのは、日常的なことで大した驚きではないということ。そしてこの世代が衝撃を受けたのは、インターネットによって世界中の人々といつでもつながることができるということだったのです。
僕はここにガーンときました。
本当に僕は、インターネットというかパソコン通信という存在を知った時にそんなテクノロジーがあるのかと、とても興奮した覚えがあります。パソコンを買った時のインパクトよりも、インターネットにパソコンをつなげた時の方がすごく興奮しました。
この差が、マイクロソフト(こちら側)とグーグル(あちら側)の違いなのだそうです。また、著者の梅田さんは1970年代以降の人間をとてもしっかりと考えておられ、1970年代生れの僕にとって、とてもうれしいことに思います。
とにかく、1970年以降に生まれて、少しでもネットに興味がある人はみんな読んだほうがいいと思える良著ではないでしょうか。僕にとっては、座右の書にしたい本です。
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